まわりてめぐる

易は宇宙観、なんてお話もありました。



詰まるところ、どんな人生であれ、

出来事であれ、

何かと何かが複雑に絡み合っていて

常に循環しています。


この地球は自転しながら公転しているそうです。

その速度はどれほどのものでしょうか。

本当の意味で「静止する」ということは不可能なことなのかもしれません。



人生において、一見すると「よくない」出来事・経験が、

その後の人生に役に立ったりすることもよくあります。


金メダルは、それはそれは価値があり素晴らしいことだと思います。


同時に、「金メダルが取れなかった」ことも、

後から見ればその人にとって金メダルを取った場合よりも価値が生まれることがあるかもしれません。


すべての物事はつながっています。

見えるものがすべてではないですし、

また当時に見えないもの”だけ”がすべてでもありません。

(少なくとも、普通の人生においては)


つながりと波と回転と。

この世は実に面白いですね。


断易で使う五行の考え方はまさに循環そのものです。


どんなに弱まろうが空亡だろうが、

必ず少し生じる(しょうじる)力を残し、次の五行へと循環しています。


力が強くて、有り余ってしまったときは基本的に剋(こく)しに行きます。


この生じる・剋するの考え方は、断易で必須の考え方です。

これがないと判断できません。


陰か陽か、の基本形の循環を記号化した周易に、

後から五行(木火土金水)の考えが組み合わさって、

複雑な人生を少しだけシンプルに表現したのが断易なのかもしれません。




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