過去の占例その3~射覆~
過去の占いブログから占例を持ってこようシリーズ第3弾は、
射覆(せきふ)占が初めて成功したときのものです。
射覆とは、
占い師側からは見えないように隠した対象物を、
占いのみで当てる試みのことです。
みなさまのイメージでいうと、透視に近いのでしょうか…?
いわゆる超能力とは違い、
占いの理屈などがあって、答えを導き出しています。
「(相手が)今日のお昼ご飯に食べた物は何か?」
甲午年 壬申月 乙亥日 甲申刻
(申酉空亡)
巽為風→地風升
さて、用神をどうしようかな…。
と思った時に、パッと卦をみて、
上爻・卯(木)
↓
五爻・巳(火)
↓
四爻・未(土)
と接続相生になっているところに目がいきました。
「食べ物」である六親五類=妻財もついていますし、
ここ、四爻の騰蛇・妻財・未(土)が用神!だと思いました。
さて。
騰蛇は文字通り蛇さんの印象で、
くねくねと曲がっている物のようです。
そうすると、浮かぶのはうどんやラーメン、パスタなどなど。
未(土)の「土の五行」そのままの印象から、
(色が白っぽい)うどんはないな、と候補から削除。
黄色っぽい、パスタかラーメンかな…。
パスタとラーメンの違い、
それはスープ、水気の量かな?
と考えまして、卦の「水分量」…
シンプルに、水の五行の強さを見てみました。
月建は申(金)、
日辰は亥(水)、
月建の金→生じる→水
日辰の水と同じなので、
卦の中の水の五行は「とても強い」と読めます。
これがまた易の面白くて不思議なところ。
これはですね、
「強い」を通り越して、
「強すぎ」のように思われます。
そうすると、“過ぎたるは及ばざるが如し”とも言われまして…
「強すぎ」というのは結局、弱いのと同じ、と扱うことがあります(笑)
相手がランチに食べた物は
「くねくね曲がっていて」
「黄色っぽくて」
「スープ状にはなっていないもの」
ということで、
「パスタ!」と答え、
無事、一発で正解でした。
いやぁ…人生初の射覆成功…
正解を出せたのはとても嬉しかったです…。(笑)
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