再筮の是非
易占は基本的に「占機」をとらえ、「瞬間を切り取る」ものだとされています。
わかりやすく言えば、
占い師さんが「今占うべき!」と思ったその時・その場での、
占い一発勝負の偶然任せ。
確かに、同じ質問であまりにも短期間に何度も何度もやり直すと、
だんだん卦がおかしなもの、つじつまの合わなすぎるものが出やすくなります。
(不応卦とも言います)
そのため、
やはり鑑定などでは基本的に一発勝負で卦を出すことが多いです。
易占には神様のような”何か”がいて、
同じ質問で占いをやりなおす(=再筮する)のはその”神様的な何か”に失礼である、
というような考え方もあるようです。
(ある程度易占をやっていると、確かにそのような感覚になることと思います。
それほど不思議です。(笑))
ところが、
私個人としましては、
ある一定のジャンルに関しては、
むしろ再筮したほうが良いと思っております。
それも、数回程度ではなく、
何十回、何百回と。
これはとても手書きでは追いつきません。
この世に個人用コンピュータと、表計算ソフトというものがあって本当に良かったと思っています。
再筮の是非。
「場合によってはむしろ奨励します」
が私のいまの答えです。
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